はりねずみのさんぽ🦔

SixTONESの髙地優吾くんを応援するブログです。

星降る夜に出かけよう 感想

星降る夜に出かけよう(大阪10/15昼)感想

 

ブログ更新ご無沙汰してしまい今更だけど、10月に舞台『星降る夜に出掛けよう』の舞台観劇したのでその感想を。

京都南座に続き、2回目の観劇。京都は元々スケジュールが合わず応募してなかったんだけど、やはりどうしても見ておきたいという気持ちが募り、一般席を申し込み3階席で観劇してきた。3階席は階段が急だし狭いしでなんかワクワクしたし(アトラクション的な)、スリーユーの視線も3階席まで届いてすごいなぁと感心した。(勘違いかもだけど髙木くんの視線を何回も感じたような…)

と前置きはここまで。そんなこんなで大阪は最低2回は観たいと息巻いていたけど、仕事や子どもの行事の関係で、結局10月15日の昼公演一回のみ観劇できることに。

松竹座は道頓堀近くで賑やかな場所にあって伝統を感じる佇まいなのに周りの賑やかさとのギャップが面白かった。

席は一階のA番。元々花道があるところらしい。肉眼で見えて双眼鏡はほぼ使わなかった。

 

※私の観劇経歴は去年の髙地くんが出演した舞台『夏の夜の夢』が初めてなので専門的なことは何もわからないので的外れなこと書いてるかもしれないけど、純粋な感想を述べたいのでご承知おきを。

 

🌠星の王子さま🌠

昔の映画を見てるような雰囲気がよかった。

冒頭の髙木くんの歌がうまくてもう泣きそうだった。少しかすれた声がよくて、息の使い方が上手で色気がほどよくあって聞き惚れた。

そして、星の王子さまこと髙地優吾くん登場。ウエストが両手で掴めそう、顔ちっさい、足長い、顔立ちくっきりほり深い。とにかく骨格がきれいでスタイルがよい!

生で見るのは5回目なのだが毎回ウエストの細さと手足の長さにびっくりする。メイクの違いなのかいつも以上に顔立ちがハッキリしてて表情がキラキラしていた。オリジナルとは違うマントにブーツ姿、ぱっくり開いた背中。無邪気なんだけど見透かすようなことを言ったりして、未来から来た少年っぽさを感じた。

遭難した身で、「地球はいいだろう?」と王子にマウントをとる青年が人間味があって面白かった。「カナリア」を歌うときの王子のマント裁きが綺麗だった。羽のひらひらした動きに合わせて踊ったり青年の後ろからひょこっと顔を出すような仕草など可愛かった。

青年とのお別れのときに王子が歌う「あなたがどこかで」は心に染みて泣いた。歌い方が幼くて見守りたくなる感じ。上手く歌おうというよりかは一言一言大事に伝えようと歌ってる感じがした。 

 

🌠喜びと孤独な衝動🌠

ウォルターとジム。2回目の観劇でも笑えて、でも切なかった。二人の間の取り方うまいなと。特に中山優馬くんは観客の反応見ながら演じてるように感じた。

プラスチックのかぼちゃで恋人(=セントラルパークの池に住む淡水人魚)に合図を送るウォルター。そんなウォルターを理解できないジム。二人の会話のテンポがよくてコミカルだった。かつては何でもわかり合えた二人なのに現実離れした話を信じようとしないジム。そりゃそうだよね、人魚が恋人って言われてもね。ウォルター切ないだろうけどジムの言うことも真っ当だよな。

人魚への愛を歌う髙木くんの歌「♪雨」にまたもや撃ち抜かれた。愛がまっすぐで最前列で聴いてる人は失神するか鼻血出しちゃうんじゃないかと要らぬ心配してしまった。私だったら前向くこともできない。最前列でなくてよかったと心から思った瞬間だった。

 

幕間

中山優馬くんのビリー・ジョエルの「♪オネスティ」。有名だし難しい曲を弾語り。かっこいい!前回より高音部分がきれいに出てたし何より熱がこもっていてかっこよかった。なんかアメリカのジャズバーにいるみたいな…全然行ったことはないけど(漫画で得た知識なんで)さすがソロでやってきただけあるなと魅せられた。キラキラしたオーラが凄まじかった。

 

🌠星降る夜に出かけよう🌠

青年と男。一番難しい話だった。どういうふうに二人がわかりあえたのか…もう一度見ないとわからないのにもう見れないのが悔やまれる。

外面でなく内面で見る、悩みや困難に向き合う。そうすると心に栄養が行き渡って、幽霊や妖怪から解放されて星降る夜に出かけられる。星降る夜とは悩みに向き合いそれをわかちあえる人がいる世界で心が満たされた状態を表してるのかな。感覚的にはわかるんだけど精度が足りてない感じでもっと深く理解したいと思った。上っ面じゃなくて深層で話すとわかり合えるよというメッセージと受け取った。

 

そして歌唱パート。

「星降る夜に」「情熱」+三人のソロ歌唱。歌唱満喫できてよかった。正直なぜこの曲なのかはわからないけど。賛否はあるんだろうなと思うけど、各々の魅力が出てて私は好きだ。キラキラ衣装も最高。

髙地くんは「ジェニー(原曲The Saga of Jenny)」を歌うんだけど、とてもよかった。舞台装置が最低限なシンプルな舞台の上でダンサーさんと息を合わせたパフォーマンスが見てて楽しかったし、伸びやかな歌声に鳥肌立った。

髙地くんってライブや歌番組でも自分をかっこよく見せることにさほど興味がない気がして…もちろん意識はしてるだろうけど、それよりも「みんなが楽しんでくれる」ってことに重きをおいてるのを感じていて。そこが彼の魅力でもあるんだけど、見せ場でカメラ見てなかったりするともったいないなぁなんて思ってやきもきしてしまうこともあったり。(ってやきもきしてるとたまに心臓撃ち抜かれるほどいい表情をするときもあってそれが目が離せないところでもあるんだけど。)

今回ソロのパフォーマンスを見て、表情やダンスの魅せ方もすごくよかったし、髙木くんと中山優馬くんからもたくさん学べただろうから、それが今後に活かされてくるといいなと思った。でもそうなったら心臓が持たないかもしれない。(笑)

最後に3人が歌う「情熱」で、観客も手拍子するんだけど、つい見入ってしまって手拍子忘れがちだった。私が見た回は髙地くんの歌詞間違えと可愛らしく謝る姿も拝めて最高だった。

 

『星降る夜に出掛けよう』は舞台観劇初心者の私も楽しめたし、見終わった後孤独についてあれこれ哲学したり、歌をくちずさんだりして余韻に浸れたし、本当に為になる舞台で、何回でも観たい舞台だった。

もう見れないのは残念だけど、また次の舞台を楽しみにしとこう。(きっとある!)